ストレートネック

【主な悩み】首のこりと痛み

【治療を受けた印象・感想】自宅のリハウスに伴う引っ越しのため、押し入れなどの荷物をうつ向いて整理していたら首に激痛が走るように。後ろに反らすこともできず、つねにうつ向いてる状態でした。いつもお世話になってるカジュアルさんに相談すると首重点の施術ということで指圧と鍼を受けました。1回目を終えてから首を動かすのが楽になり、4～５回の施術でほとんど痛みが消えて動きも普通になりました。セルフケアの方法や普段気をつけることも教えていただき感謝しています。

※個人の印象感想です。すべての方にあてはまることを保証するものではありません。

CASE3  男性60歳　

　　　・回数12回
　　　・期間78日
　　　・デスクワーク
症状：デスクワーク中心でたまに重い物を運ぶことあり。上を向くことができず、就寝して３～４時間くらいすると首が痛くなり、整形外科で診てもらうとストレートネックと。以前から来院していたので今回改めて来院

経過：
１回目　首の緊張部位の調整を中心に副交感神経の活性化にアプローチし、上を向く動きが少しスムーズになってきた。

２～９回目　週に１回の通院で、鍼灸経絡治療を通じて自律神経の調整と首の緊張部位の緩和を促進。就寝中の首の痛みの頻度が少なくなってきた。

１０～１２回目　週に１回の通院で、首の緊張の左右差を緩和する。大分気にならなくなった。就寝中の痛みもほぼない。ということで一旦卒業。現在メンテナンス通院で２週に１回の頻度で来院中。

当院で行う鍼は７種類ある鍼から症状に応じて使い分けます。一般的に使う毫鍼は殆ど痛みを感じません。まれに刺す時にチクッとする場合がありますが、瞬間的な感覚です。

お灸も基本的には温かい程度の刺激です。火傷の心配はありません。

当院で行う指圧は、グイグイ力任せに行うものではありません。ツボの深さは一人一人違います。その深さに適した刺激を無理なく与えるため、気持ち良さを感じます。

基本的には問題ありません。ただ、主治医の許可を得てからご予約ください。

大丈夫です。あなたの状態に応じて横向き・仰向け・座ったまま施術する経験と技術があります。ご安心ください。

当院ではお着替えのご用意があります。鍼用患者着でフリーサイズです。大柄な男性から小柄な女性まで対応しています。

「ストレートネック」は近年女性や子供さんを中心に増えています。何もケアしなければヘルニア・視力低下・自律神経失調症などになることもあります。

「首の痛み」は私自身も悩んだ経験があります。神経に触れたような痛み・気力意欲の低下など本当につらかったです。

そんな中、当院の佐藤顧問の指圧施術や市川師匠の鍼灸施術を受け症状が完治しました。

そうした経緯から首の痛みは、どこにアプローチするのが最良か？など実体験を通じて様々な勉強を積んできました。

あなただけの施術法でつらい痛みやしびれを私と一緒に完治させていきましょう。症状が解決するまで重度の場合それなりの時間が必要です。自律神経の乱れが根強いためです。こうした場合、13回以上（約3か月）通院してもらうことになります。

良好な状態を維持するには、あなたの抱える根本的な問題を解決することが何より大切です。原因をとりのぞいてストレートネックによる首の痛みの悩みから解放され、取り組みたいことに元気に向き合える毎日をご提供するのが私の使命です。

残念ながらすべてのストレートネックを完治させることはできません。また１回だけで完治させるということもできません。ただ、最後まで誠心誠意あなたの「ストレートネックによる首の痛み」の緩和のための努力と熱意は全力を投じ続けます。あなたのお悩みを一緒に解決しましょう。

ストレートネックとまでは行かないものの、強い首こり・肩こり・頭痛に悩まされ…。

実はこの症状も私の長い臨床経験の中で「自律神経の乱れ」が症状悪化の原因と考えています。

現代社会の環境は交感神経が優位になりやすく、しっかり休息して交感神経と副交感神経のバランスを調整出来れば悪くなりません。

しかし、現実は休息もままならず、睡眠も質の悪いもので回復力が落ちる一方です。

同時に交感神経が常に働くため、骨格筋が緊張しっぱなしです。また姿勢が乱れて姿勢保持筋の疲労も強まり、より首肩の筋肉が緊張します。

そうした背景から私はスマホ首の悩みで来院される方も「自律神経の乱れ」を正すことを優先し、施術計画を立てます。ただ対症療法的な施術だけでは再発することが多く、折角通院していただいた意味がありません。

鍼灸経絡治療と経絡指圧により自律神経の乱れを正し、悪い姿勢で負担を受けた首の特定部位を刺激することで症状緩和と再発予防が出来ます。

幸いストレートネックになる手前の段階なため、症状解決までの通院回数も比較的短いのが特徴です。これまでの平均値で6.3回。

その甲斐あって当院に通院された方は症状を卒業した後、同じ症状に戻ったり・悩んだりする方は殆どいらっしゃいません。

通常、７個ある頚椎（首の骨）は重い頭を支えるためにのど仏に向かって緩やかな湾曲を描き胸椎へと連結しています。

このカーブがクッションの役割となり、さまざま動作時に伝わってくる衝撃から約５～７キロの頭を守っています。

しかしカーブなくなり、７個の頚椎の並びがまっすぐになった状態を「ストレートネック」または「スマホ首」と呼んでいます。

そもそもストレートネックの原因は？一般的に首は体重の約10％相当の頭を支えているため常に負担のかかる場所です。姿勢の乱れや反復的な動作の繰り返しが長年にわたり老化して頚椎や周辺のじん帯などに変形が生じ、骨の並びに異常が起こるのです。

「ストレートネックによる首の痛み」は、姿勢の乱れや繰り返しの動作が続くことが一番の原因と考えられます。また、単純に首肩まわりの筋肉だけでなく、脊柱起立筋や広背筋・腹直筋や腸腰筋などの姿勢保持筋の筋力低下や疲労に加えて関節の柔軟性も深く関与しています。

ただ、私はこのほかに自律神経の乱れがかなり影響をおよぼしていると考えています。現代はストレス社会、ましてやコロナ禍にあってはなおさらです。ストレスは交感神経の働きを優位にして体を興奮状態にします。

すると血管が細くなり血流が悪化。首肩まわりの筋肉や関節周辺のじん帯等に血行不良が起きます。そして本来血管に取り込まれて汗やおしっことして排泄される乳酸等の疲労物質が蓄積されます。そのため筋肉やじん帯が収縮したまま弛緩することができず頚椎の並びを変形させていまいます。

「ストレートネック」の解決法として一般的に牽引療法、ホットパックなどの温熱療法、マッサージや運動などの理学療法、お薬の投与といった措置が程度に応じてとられています。しかし万人に有効というわけではなく、痛みや動作困難に悩み続ける方がかなり多いのも事実です。