荻窪の指圧鍼灸(首痛・頚椎ヘルニア)57年の実績

カジュアル指圧鍼灸院

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首が痛くて目が覚め、振り向くのが辛く、ちょっとした動きで痛むストレートネックによる首痛の症例

中等度のストレートネックによる首痛の症例

こんにちは。カジュアル指圧鍼灸院の嶋田です。当院で施術を受けて症状が解決した方をご紹介する症例ブログ。今回は「首が痛くて目が覚め、振り向くのが辛く、ちょっとした動きで痛むストレートネックでの首痛」です。

■来院された方:杉並区在住・45歳・男性
■主な症状:ストレートネックによる首の痛み、振り向くのが辛い

ご来院までの経緯

仕事はデスクワーク中心でほぼPCにずっと向き合っている。

若い頃に趣味で寝技中心の格闘技をやっており、それで首を傷めた。以来ずっと首の調子が悪く、10年前には頚椎ヘルニアになってしばらく整形外科に通院。たまにマッサージなどを受けてその場をしのいできたが、根本的な改善はなされていない。

最近は就寝中に首が痛くて起きることが頻繁にあり、日によって左右は変わるが、振り向くのが辛い。また日中もちょっとした動きで痛み、生活に支障が出始めている。

そうしたことが徐々に強まっていることから、痛みを緩和したくネット検索から見つけた当院のホームページを見てカジュアル指圧鍼灸院にご来院。

初回のご来院時の主な悩み

初回時にお聞きしたこの方の悩みのポイント

  • 睡眠中に首痛で目が覚め、熟睡ができない
  • 仕事中ずっとPCに向かっているとだんだん首の痛みが強くなる
  • 右側・左側に振り向くのが辛い
  • ちょっとした動きで首に痛みが走る
  • これがずっと続くのかと不安になる

初回ご来院時の体の状態

  • かなりの猫背で、首から頭の向きが体幹より明らかに前側に位置(前額面で頚椎の並びが前方に移動)
  • 首の可動域がかなり狭く、前屈はやや深く出来るものの後屈は殆ど出来ず。左右の側屈も同じく殆ど出来ず
  • 上肢の筋力テスト陰性
  • 上肢の触覚テスト陰性
  • 理学テスト(ジャクソンテスト陰性)
  • 理学テスト(スパーリングテスト左後屈時陽性)

施術経過

■1回目

左図は「経絡経穴概論(社団法人東洋療法学校協会編教科書執筆小委員会著)」から引用
黄色の部分に灸頭鍼を実施

鍼灸経絡治療での体の状態は肝虚証。脈は軽く触れて感じる強さで早く、年齢相応の脈拍の状態。前側の首筋や横の首筋が緊張感強く、特に左側に張りが強くある。

格闘技をしていたこともあり、体力はしっかりとしているが、デスクワークによる眼精疲労や姿勢保持筋の疲労が強い。血虚によって筋肉への潤いが損なわれ、慢性化したことで特に左側の筋肉の緊張がより強まり、頚椎の並びに影響したものと思われる。

施術計画としては痛みそのものを和らげるのに2~3回、そして可動域を広げるのに6~7回と見立てた。陽気のめぐりはしっかりしているので長期の施術計画は必要ないと判断。

それを踏まえ鍼灸の本治法は肝虚証によりツボ取穴(仰向け)して5分くらい置鍼。深さはやや深め(1mm)。足のつま先が温まったことを確認し、標治法はうつ伏せで足元から臀部・腰・背中・首の反応点を取穴、併せて腰・背中・首(第4頚椎膀側)に灸頭鍼を2個ずつ実施。仕上げに三陵鍼を上半身中心に行い、全体的に体が温まる。

続いて指圧を横向きの状態で施術。左首の特定部位を中心に緊張状態を緩和し、上半身を一通り施術。

首を強く押されて揉み返しがくるなと思ったら全然そういうのはなく、就寝中の痛みはなくなったという感想をいただく。

■2回目

左図は「経絡経穴概論(社団法人東洋療法学校協会編教科書執筆小委員会著)」から引用
黄色の線を指圧

前回施術から5日後のご来院。

前回の施術で「就寝中の首の痛みはなくなった。今は左の首すじから肩のつけ根が違和感あり、詰まるというか張ってるような感じ。後屈時痛があるのと左側転時に左首肩の詰まり感と第3胸椎付近の詰まり感がある。」とのことで、左関上の脈が重按時に少しずつ中身が充実してきた。

施術は前回同様の方針で行う。本治法・標治法(灸頭鍼含む)と進み、仕上げに三陵鍼で上半身を刺激。特に頭部を入念に行って首の緊張を緩和しやすい状態にする。指圧は前頚部~横頚部~側頚部を重点に施術。

初回時に感じた胸鎖乳突筋の腫れぼったさがとれて、一回り小さくなったような感覚があり、緊張が緩み始めてきた。

■3回目

3回目のご来院時(前回から6日後)には「就寝中の首の痛みは殆どなく、左の首すじがもわっとするような変な感じがする。後屈時の左首頭のつけ根の痛み・詰まり感、左側屈時の左肩根点・巨骨あたりの詰まり感、右側屈時の左首すじのつっぱり感がある」という状態になる。

首痛中心の施術から可動域を広げる施術に重点を移す。今まで第4頚椎膀側に行っていた灸頭鍼をお休みし、標治法で基本穴に加え肩甲上部の反応点(左肩根点・肩井・天てい・巨骨)への切皮置鍼法に切り替える。

併せて肩甲間部にある気鬱を含め灸頭鍼の変わりに背腰部への知熱灸を実施。

これらにより「痛みはほぼなくなり、同時に可動域も広がってきたが、左に首を倒す時に突っかかるように止まってしまう」状態に変化してきた。

■4~5回目

前回から10日後のご来院時は「就寝中や後屈・左側屈時の痛みはなくなっている。デスクワークが続く時に少し気になる。可動は大きくなっているが、左側屈時のひっかりが残る」ということで、引き続き可動域を広げるための施術を構成。

■6回目

前回から10日後のご来院。

5回目終了時点で「痛みは殆どなく、可動域も左右差がなくなり広くとれるように。強いて言えば頭と首の付け根が後屈すると詰まったよう。」ということで、仕上げの施術として標治法の際に天柱と風池に超旋刺を実施。

術後、後屈時の詰まり感がとれる。今回の施術でストレートネックによる首痛の通院は卒業とし、腰の違和感もあることからメンテナンス通院に移行。最初は間隔を3週間後にする。

■7回目以降

「3週間経過しても特別戻ることはなかった。重い荷物を持つと痛みが出たが、続かず回復した。首が落ち着くと腰が気になるように」ということで、首はメンテナンス施術を中心に腰の施術に重点を置いて行う。

現在月1回のペースでメンテナンス通院中。

院長からのメッセージ

当院には、就寝中に首の痛みで目が覚める、ちょっと動かすだけでも首が痛むなどのような症状の方が多くいらっしゃいます。

軽症~重症に関わらず、どのような状態の方でもまずは詳しくお話をお聞きし、東洋医学的・西洋医学的検査を通じて施術構成を作ります。

今回のケースでは痛みそのものを取り除くことは早期解決が見込めたものの、以前頚椎ヘルニアを患っていたことから可動域がかなり狭く、それをどの程度広げるかということが課題の事例でした。

ただ施術方針として私のベースにあるのは、①自律神経の乱れの程度を把握することを最優先事項に置き、②慢性的に緊張している左首すじを緩和させ、③2回目の施術で自律神経の乱れの程度を把握。以降、その働きを正す施術を集中し回復力も向上して症状緩和の持続期間が少しずつ伸び、④6回目の施術でストレートネックの症状(特に可動域の広がり)に関しては卒業となりました。

今回の事例で「ストレートネックによる首の痛み症状」と「可動域の広がり」という症状解決・卒業に立ち会え、改めて嬉しく思います。残業が続く中。わざわざ時間を確保して通院し、一緒に頑張って下さったことなど本当にありがとうございました。

同じような症状でお困りの方が多くいらっしゃると思います。今回のケースがご参考になると幸いです。詳しい内容をお知りになりたい方はこちらのページをご参照ください。

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